嗚呼、青春の日々よ


春が来て、冬が終わるように。

秋が来て、夏が終わるように。

どんなことにも、始まりと終わりがある。

そう、高校生活にも始まりと終わりがある。

期待と不安に胸躍らせた一年生・・・。

周りと一緒に騒いではしゃいだ二年生・・・。

そして、各々がそれぞれの道へと一歩を踏み出す三年生・・・。

この街に来て、色々な事があった。

従妹の少女、名雪との再会。

腐れ縁の少女、あゆとの遭遇。

俺に恨みを持つ記憶喪失の女の子、真琴との出会い。

10年来の約束を守り続けてきた先輩、舞との再会。

夢見る病弱な少女、栞との出会い。

そして、彼女達を経て知り合った、数々の少女達。

何事にも変え難い親友とも知り合った。

北川。

俺と一緒にばかをやってくれた奴。

一年ちょいの付き合いだったが、まるで何年来の友人のようだった。

斎藤

北川と同じく、俺の掛替えの無い友人の一人。

球技大会では、俺と北川の三人で騒ぎまくったっけ。

久瀬。

この学校の生徒会長だった奴。最初は、ただのいけ好かない奴だった。が、舞の一件を機に、徐々に打ち解けていった。

俺達三人の暴走を止めてくれる、唯一の存在だった。

本当に忘れられない、この街での様々な出来事・・・。

俺の人生は、ここで決まったと言っても過言ではない。

いつまでも、ここに居たい。

でも、居心地の良い場所で、いつまでも燻っているわけにはいかない。

誰にでも、そういう岐路が訪れる。

俺はその一歩を踏み出そうとしている。

上を仰ぎ、空を見上げる。

そして振返り、もう一度学び舎の姿を瞼に焼き付ける。

「・・・それじゃあ、またな。」

さよならは言わない。

これで終わりではないのだから。

「おーいっ! 相沢ぁ!」

「相沢! 速く来いよ!」

「相沢、みんな待ってるぞ!」

「ゆういち〜!」

「祐一く〜ん!」

「あぅ〜、祐一〜」

「・・・祐一!」

「祐一さん!」

「相沢さん、急いでください!」

「祐一さ〜ん! 早くですよ〜!」

「相沢君!」

みんなの声が聞こえた。

俺は、流れ出ようとする一筋の雫を振り切り、前を向く。

「ああ、今行く!」

一つ大きな声で応え、俺は校門を潜る。

これから先に広がっているであろう、永い道程に向かって、俺達は歩み始めたばかりだ。

取り敢えずは、目の前のあいつ等の所へ行くのが、俺のスタートポイントだろう。

NEVER END


後書き



疾「あっはっはっはっはっはっ!」

七「出だしから壊れてるわね・・・。」

疾「はい、『嗚呼、青春の日々よ』でした〜。」

七「よく分からないSSね。」

疾「ぐはっ!」

七「しかも、卒業のシーズンはまだまだ先よ。」

疾「だって・・・他にネタが無いんだもんよ・・・。」

七「それはあんたがへたれだからよ。」

疾「ふぐれあっ!(吐血)」


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