それはある意味ステキです






『なんだ――――聞いていた外見と、全然違うじゃ、ないか。』

あの時のシキの言葉が、ふとリフレインした。

日本茶を啜りながら、それについての好奇心が沸きあがる。

(シキの奴、一体どんな奴だと思ってたんだろーなぁ・・・。)

ごとっと、湯呑をテーブルに置く。

「志貴さん、お茶のお代わりは要りますか?」

「ああ、ありがとう琥珀さん。」

ぴーんと、その疑問を解決させる妙案がひょっこり顔を出した。

「あの、琥珀さん。ちょっと良いですか?」

「はい、何ですか?」

「あのさ、シキが俺に向かって『オマエ、誰だ』って言ったんだよ。」

「はあ。」

「それで、聞いていた外見と違うって言ったんだよ。だから、どんな外見か気になってさ。」

「・・・良いんですか? 言っても。」

ぞくぅ!

一瞬だけだったが、琥珀さんの顔が、『あの』冷たい人形のような笑みになった。

すかさず元に戻ったが、トラウマになりそうで怖い。

「はい、気になって仕方ないです。」

「・・・分かりました。それじゃあ教えて差し上げます。」

琥珀さんは俺の熱意に負け、渋々と語り出した。

「まず、髪型はわかめみたいで・・・。」

うむ。

「両肩に怪しげな輪っかをつけてて・・・。」

・・・は?

「服装は何時も紳士肌着に学生ズボンで・・・。」

・・・・・・はい?

「あらゆる格闘技をマスターしていて・・・・。」

・・・・・・・・・あの、琥珀さん?

「体育の時間には、学生服の上に体操服を着ていて・・・。」

・・・・・・・・・・・・なんか、想像出来る域に達してきたなぁ。

「セガのロボピッチャが大好きで、ちょっとハジけ気味の悩める18歳(留年経験済み)です♪」

・・・・・・・・・・・・・・・やっぱり、アレなんですか?

琥珀さんの説明は、余りにも解り安すぎた。

「あはっ、どうかしましたか? 志貴さん。」

琥珀さんは、確信犯っぽい笑い声を上げる。

だがもう、琥珀さんの声は聞こえなくなりつつある。

余りにも大きな脳髄への衝撃に、俺の意識はゆっくりと分解されていった。





BAD END:『一寸先は室町』




















『知得留先生の授業』、を受けますか?

→はい

いいえ




















「メルシー! 真のヒロインこと、知得留です。

さて、今回のエンディングですが・・・

遠野君は、知ってはいけない事を知ろうと、首を突っ込みすぎたんじゃないですか?

ちょっとは自分の欲を抑えると言う事を知ってください。

後、軽はずみな質問は、時に自分を追い詰める事があります。

これからは、時と場合を考えてから発言する事にして下さい。

それではこの辺で、しーゆー!」

無理に終わる



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